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資産運用

主婦にもiDeCoをおすすめしたい理由2つ

2021年5月9日

 

こんにちは。兼業主婦FPの桜田です。

一般的には、「収入がない(少ない)主婦がiDeCoをしても、節税メリットがなく、するべきではない。」と言われています。

ですが、私は、主婦にもiDeCoをするメリットが充分あると思っています。

本記事では、主婦にもiDeCoをおすすめしたい理由を解説します。

 

主婦にもiDeCoをおすすめしたい理由①離婚するときに有利だから

主婦にもiDeCoをおすすめしたい理由は、

ズバリ、『離婚するときに有利だから』です。

 

離婚する確率は3分の1

「離婚なんて、私には関係ないわ!」

そう思う方もいらっしゃるかもしれませんが、3組に1組が離婚する時代。

私は、どんな夫婦にも、離婚する可能性はあると思っています。

 

絶対ない!って思う場合は、一般的に言われている通り、iDeCoは収入の高いご主人名義でするべきです。

ですが、可能性が0ではないと考えるならば、知ってて損はないと思いますよ^^

 

離婚するときに自分の財産になるiDeCo

離婚をするときには、基本的に、夫婦として生活した間に作った財産は全て2分の1に分けます。

家・車・保険etc...

名義に関係なく、2人で分ける財産です。

 

ですが、実はiDeCoは、この2人で分ける共有財産にはならないのです。

つまり、離婚するときには、自分だけの財産になるということです。

 

根拠は、確定拠出年金法

iDeCoが共有財産にならない理由は、確定拠出年金法にあります。

確定拠出年金法第32条にはこう書かれています。

(受給権の譲渡等の禁止等)
第三十二条 給付を受ける権利は、譲り渡し、担保に供し、又は差し押さえることができない。

つまり、確定拠出年金の給付を受ける権利は、譲り渡すことができず、名義本人しか受給できないということです。

このことから、iDeCoは、離婚時年金分割の対象外とされています。

 

主婦にもiDeCoをおすすめしたい理由②運用益非課税メリットは大きいから

主婦がiDeCoをしてもあまりメリットがないと言われている理由は、所得税や住民税の節税メリットが享受できないからです。

確かに、それはそうなのですが、主婦でも、運用益非課税というメリットは享受できます。

運用益の非課税メリットは、長期の資産運用で考えるとかなり大きい額になるので、主婦がiDeCoをする理由に充分値するでしょう。

ただし、元本確保型の商品や、利回りが期待できない商品を選ぶと、手数料負けしますので注意が必要です。

 

まとめ

  • iDeCoは、離婚時年金分割の対象外である
  • 運用益非課税メリットは大きい

以上のメリットを知った上で、iDeCoという制度を活用するorしないの選択は、個人の自由です。

結果、同じ選択をするにしても、知ってから選択するのと知らずに選択するのとでは意味が違います。

 

「収入があるご主人名義でiDeCo加入する方がメリットは大きい」、「主婦は余計な手数料がかかるiDeCoよりも、つみたてNISAで資産運用した方がいい」というのも事実です。

ですが、あらゆるリスクを想定して、将来後悔しないためにも自分の人生を選択していきましょう。

 

最後に…

私は、手をつないで歩いている老夫婦に昔から憧れています。そうなれればいいなーと今でも思っているわけですが、人生何があるかは分かりません。

出来るならば、離婚せずに、仲良く暮らしていきたいものですね!

 

こちらもCHECK

主婦がiDeCoをする場合の注意点

 


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  • この記事を書いた人

桜田 はな(hana sakurada)

30代後半の会社員(2児母) 社会保険労務士試験合格者。FP2級・簿記2級・保育士・秘書検定準1級・日本書道初等師範 保有。20代前半に8桁以上のお金の大失敗を経験し、どん底へ→お金の勉強を開始→世の中には知らなきゃ損なことがたくさんあることを知る→自身の子どもにも伝えたい「お金の知識」を共有のため、2021年サイト運営を開始。

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